最近、新しいスニーカーを買いました。
ごく普通の白い靴なのですが、
シンプルで結構いろんな着こなしに合うので気に入っています。
靴を新しくすると、歩くのが妙に気持ちいいですよね。
足元をみるたび、パリッと白い靴ひもが目に入ってうれしい。
どんどん歩きたくなる。
靴だけでなく、
日常使うものにこういう「あがる」ものがあるのは、いいものです。
なんてことのない道具も、使い勝手がよかったり、
丁寧につくられた品の良さがあったりすると、
ちょっと自慢したい気分になります(笑)
これは、こぎん刺しそのものの魅力にも通じるなあと思います。
総刺しされた古い着物などを見ると、
長い時を経てくたびれているのに、素朴なだけでなく美しい。
こつこつと縫った手の偉大さを思うとともに、
当時着ていた人の自慢顔が浮かぶような気がしてきます。
生活の中でちゃんと使えて、色柄や手触りが美しい、
ささやかな“ぜいたく”を味わわせてくれるものをつくろう、というのは
絵糸の出発点でもあります。
美しき日用品への道は、きびしくもたのしきかな。
ただいま6月の鬼子母神出展にむけて、
私もこつこつ制作中です。
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ぜひごらんください。