普段はひとりでコツコツ刺すことの多いお仕事。

制作はこの頃の状況においても変わりなく家でコツコツと

針を動かす日々です。

 

こぎん刺しの進め方というのは、人によって慣れた方法があるようです。

私の場合、スタートの瞬間に決めているのは、刺したい布と刺したい面積。

カラフルに配色しながら刺す作品が多いので、あとは手元に糸の束と針。

手に馴染んだ糸ばさみ。

 

模様は、ある程度使いたいモドコや雰囲気を決めておいて、

刺しながら図案を決めていきます。

一段進むごとに布地に見えてきた模様を眺めながら、

つぎはどうしようか、攻守アイデア交えつつ、その先を楽しみに刺していきます。

 

この方法だと、基本的には図案なし、印もなし。

こぎん刺しの伝統模様の特徴や、基本的な法則だけがたよりです。

 

完成まで予測を気持ちよく裏切りながら刻々と姿を変えていく布地が、

面白く美しく、ときに手を休めては、またその先に考えをめぐらし、

その繰り返しでゴールまで一直線。

模様が出来上がっていく過程そのものが、刺している私の喜びというわけです。

 

しかし、最近実演やワークショップの機会が増えるなかで、

じつは誰かのつくる手元を眺めることも

とても面白く見飽きない光景なのだということを知りました。

 

少しずつ少しずつ、さっきまでとは違う様子に絶えず変化する。

建築中の新しいビルができていくのを見るのは面白いものですが、

ちょうどあれによく似ているような気がします。

 

ということで、このGW中は、あたらしい試み。

一枚の布地がこぎんで少しずつ埋まっていく様を、

InstagramストーリーズとTwitterで定時報告!

動画は難しそうなので、今回は写真です(笑)。

そして完全にただみんなで楽しむだけの企画です☺

 

#こぎんコマ撮りchallenge #こぎん刺し絵糸

のタグでUP予定。

よかったらこのハッシュタグを使って、

皆さんもご自宅で一緒にチャレンジしてみませんか。

一緒にご自分の名前のハッシュタグもつけて、

作品を見せていただけたら嬉しいです。

あとからそれぞれの完成過程を追うこともできるかと思います。

私の報告は少しこまかめの1時間おきくらいにすると楽しんでもらえるかな?と思っていますが

なにせはじめてなので、多少のアレコレはご容赦くださいませ。

 

5/1~スタートで、進むスピードは私の手次第。

休暇中のお楽しみ企画として、みなさんご覧になった際は温かい目で

見守っていただけましたら幸いです。

みなさまもぜひ!

 

 

Written by eitowpusr